こんにちは!!ころんとです。
本日は自閉症の息子、ムテ吉が幼稚園の年長から愛用しているおもちゃ、トランポリンを紹介。
おもちゃと言ってもエクササイズ用のしっかりしたもので、大人でも使えるもの😃
現在12歳のムテ吉だが、トランポリンは生活の中でなくてはならないものになっており、療育として確かな効果を感じるものだった。
もくじ
- トランポリンについて
- 自閉症児が幼少期に必要な療育について
- トランポリン使用方法と療育的効果
- まとめ
トランポリンについて
トランポリンは皆さんご存知だと思うが弾力のあるマットを使ってピョンピョン飛び跳ねるものだが、最近はバネやゴムなどを使用し、室内でも使用できるものも多く、大きさや形も様々なものが販売されている。
耐荷重も100kg以上あり、子供と一緒に2人で使用できるものもある。
一般的には脂肪燃焼効果や体幹を強くし、全身の筋力アップなどエクササイズ目的で使用されることが多い。
自閉症児が幼少期に必要な療育について
自閉症は個々で特性も違うし、一概にどのような療育が効果的なのかを考えるのは難しいと思うが、多くの自閉症児の共通点として身体の使い方が下手だと思う💦
また、感覚が過敏、もしくは鈍麻だったりする。そしてなかなか外部からの刺激が入りずらいように思われるので、身体を大きく動かす粗大運動やマッサージなどで脳へ外部から刺激を与えることが有効。
我が家でも当時、マッサージをしたり一緒にダンスをしたりしていて、ムテ吉がよく飛び跳ねたりすることが非常に多いことからもしかしたらトランポリンをやってくれるかも知れないと考えた😉
そしていろいろとネットでトランポリンを探すと思っていたより沢山あり、かなり迷ったが、ムテ吉はまだ幼稚園の年長で、1人で跳べない可能性が高く、最初は親が一緒にやるだろうということ、また、1人でやれるようになってもちゃんと跳べるか?なので安全最優先とし、最終的には耐荷重が高く、一緒に出来て、手すり付きのものに決定した。また、トランポリンを置く床を保護するマットも同時に購入することにした💰
そしてクリスマスプレゼントとしてムテ吉にプレゼント❕❕
ムテ吉はトランポリンを見つけると今まで見たことないぐらい喜んでその日からお気に入りのおもちゃになった。通っている療育施設にもあり、何度かやったことがあったようだ😊
トランポリン使用方法と療育的効果
使用方法第一段階
まずトランポリンを使う第一段階としてトランポリンが楽しいものというのを認識させてジャンプするところというのを教えることにした。
ムテ吉は想像よりトランポリンに気に入ってくれ、すんなり受け入れてくれたのだがムテ吉は低緊張で、身体の動かし方が上手くないため1人で跳ぶのは危険と思い、最初は一緒に跳んだのだが、ものの数回でジャンプのコツを覚えてしまった。親の心配をよそに子供って凄い💦
使用方法第二段階
次に第二段階として手すりを使うことを覚えさせて両足でしっかりジャンプし着地、これを1人で出来る様にした。
手すりを使うことによって安定感が増して、遊びたい時は見守りなしでも1人で出来るようになったので親としても常時見守りを解放されて精神的にも楽になったように思う✨
また、本人もジャンプすることで刺激が入り、その場でぐるぐる回ったりすることが減ってきた。
使用方法最終段階
最終段階では両足ジャンプだけでなく、左右交互に足を動かしたり、いちにのさんで高くジャンプしたりと大人が介助しながらやり方に変化を加えるようにした。本人は最初戸惑ったが毎日続けることで次第に少しずつだが出来る様になり、あまり拒否も見られなかった😉
左右ジャンプではなかなか出来なかった左右分離での身体の動かし方を身体全体で教えられ、いちにのさんジャンプはタイミングや、こちら側の指示を入れるという訓練が出来た。
療育的効果
トランポリンは全身運動なので体幹の他、手足の筋肉も鍛えられるし、その場でジャンプを続けることはバランス感覚、タイミング、空間認識など様々な事を脳が処理しなければ出来ないので脳への刺激を与えることができ、感覚統合には有効である。
また、休日の雨の日など外に出れない時のストレス発散になり、夜もよく眠れるようになったように感じる😄
ムテ吉も低緊張を改善出来て、食事の着席時間もアップしたし、刺激が入るので以前より落ち着いて、走り回る事も減った。
また、ムテ吉は放っておくと何をしたらいいか分からない様子でウロウロして異食行為をしてばかりだったのだが、トランポリンで1人でやるようになり、異食行為も減り、親が少し気持ちに余裕が出来たのが嬉しかった😭
まとめ
- トランポリンは全身運動で様々な要素があり、体幹の強化や左右分離、脳への刺激など感覚統合に有効。
- 本人が何より楽しそうで進んでやってくれる。
- 外に出れない時のストレス発散になり、夜、よく寝るようになる。
- 親が少し気を休める時間がとれる。
このように我が家のムテ吉にとってはトランポリンはメリットが多く、幼少期の療育として欠かすことが出来ないものだった。
12歳になった今も家にはトランポリンがあり、今ので4代目💦身体が大きくなり、毎日飛んでいるので1年程度で壊れてしまい、現在のものは耐荷重200kgで、衝撃吸収マットの下にジョイントマットを敷いて使っている。本人は未だに楽しそうに思いっきり跳んでストレスを発散している様子だ😁
おしまい🎵
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