自閉症スペクトラムの子供の療育。楽しく遊びの中で左右分離を行おう!!

療育

こんにちは!!ころんとです。

今回は我が家の自閉症の息子、ムテ吉が幼少期から行っている左右分離の療育方法をお届けする。遊びの中で毎日出来るのでおすすめである😁

左右分離って?

左右分離とはその名の通り右腕と左腕、もしくは右足、左足を別々に動かすこと💡

なんだ、簡単なことじゃない・・・と思う方もいるかもしれないが、これって結構脳の中では複雑なことらしい😲

定型発達の子は特に意識しなくも年齢、成長と共に出来てくるものだが、自閉症スペクトラムなどなんらかの障害を持った子にはかなり難しいことなのである。

自閉症児の体の動かし方

我が家のムテ吉も2歳半頃から個別療育でOTに通っていたのだがよく、体の動かし方が下手だと言われていた。

当時、具体的には

歩き方がぎこちない

カクカクした感じで距離感もうまく掴めず色んなところに手足をぶつける、もしくはギリギリになって避ける💦

ジャンプは両足で両手をパタパタ

これは動作が全部左右で一緒ということ。ジャンプは出来るが両足で交互に『いちに、いちに』が出来ない。手に関しても一緒で片方ずつが難しい。

指を動かす時はグーパー✊✋

指を一本ずつ立てたり折ったりが苦手で、例えば数字を数えようとしても0か5しかできない感じ😥

この頃は低緊張もあり、耐久力も無い上、受動型で手を取ってやらせようとすると嫌がり、無理にやらせることは出来なかった💦

身体を動かすことは脳への刺激にもなる為、なるべく身体を動かしたいと思っていたのだが、なかなかやろうとしないのでとても悩んでいた。そんな中、仕事でOTの方と知り合いになり、相談すると遊びの中でやれるトレーニングを沢山教えてくれた😍今回はその中の一つで左右分離に適した遊び。それをムテ吉用にアレンジしたものを紹介する。

『大きな太鼓、小さな太鼓』

必要物品・・・大きなゴムボール(バランスボール、百均のゴムボールでもオッケー👌)のみ

ちなみに我が家は感覚統合にいいということでネットショッピングでバランスボール買いました💰

やり方

大きな声で『大きな太鼓♫』と言って本人の手を取って『ドンドンドン♫』と言いながら左右交互にボールを強めに叩く。

次は小さな声で『小さな太鼓♫』と言って同じように手を取って『トントントン♫』と言いながら優しく(弱く)ボールを叩く。

2〜3回繰り返したら最後は『大きな太鼓、ドンドンドンドンドンドン・・・♫』と左右連続でボールを叩き、最後は『イェーイ』で両手でハイタッチ‼️

ちなみに最後の連続叩きとハイタッチは私のオリジナル😅

ムテ吉は最後がわからないと嫌がるので、最後がしっかりと認識できるようにした。

療育的狙い、効果について

左右分離

腕を交互に動かすので左右分離を促すことが出来る。腕を交互に動かすことは複雑な動作となり、脳のさまざまな部位を刺激することが出来る。また、その後の指の分離運動に通じてくる。

指示、タイミング

『ドン♫』に合わせてボールを叩くことで指示を聞くこととタイミングを合わせることへの療育になる。

最初は一緒に手を取り行い、その後ゆっくりとしたタイミングで1人でやらせてみる。というようにスモールステップで行うといいと思う。

強弱(力の加減)

『大きな太鼓』では強く、『小さな太鼓』では優しく、強弱をつけてボールを叩くことで力の加減を覚えることが出来る。

実際行う時は中途半端だと強弱が分からないのでオーバーなくらいで行うとよい。(叩く時強くやり過ぎないように注意😅)

コミュニケーション

1人で遊ぶことが多い自閉症児にとって、一緒に遊ぶことで他者を意識することが出来、コミュニケーションを取ることをが出来る。

まとめ

この遊びを教えてもらったのはムテ吉が小学校2年生ぐらいの時、それから4年になるが今もたまに『ドンドンドン』と言ってやってくれと来る時があるほどお気に入りの遊びの一つになっている😉

最初はなかなか左右交互に出来ずに両手でボールを叩いていたが、今では1人で左右交互に行うことが出来るようになった。

そしてバージョンアップさせて、『小さな太鼓』の時は人差し指でちょんちょんと優しくボールを触るようにしている😙

このように1つの遊びをやる子のレベルに合わせて強度を調整していくことも大切だと思う。

楽しい遊びとして認識してくれれば長く行うことができ、習慣化出来る。他にもいくつか遊びの中で行う療育方法を行っているのでまた紹介できればと思う✨

おしまい🎵

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