維持することの難しさ〜自閉症の息子の現在の課題〜

日常

こんにちは!!ころんとです。

今回は自閉症の息子、ムテ吉の現在の課題の一つ。

それは維持することについて考えていきたいと思う💡

自閉症の特徴について

自閉症など発達障がいのある子達は新しい事をしたり、覚えたりすることが苦手である。

というか新しいことを嫌がる傾向がある。

何故ならいつも同じ事をやっている方が落ち着くから・・・。

新しいことが怖いから・・・

それがきっとよく言われる

『一つのものに執着し、こだわりが強い』

と言われる事に繋がっているのだと思う💦

一般的な定型発達の子でも嫌なことを覚えさせるのはかなり難しいことで、自閉症や発達障がいなどを持っていたら尚更大変😓

パニックを起こしたり、大声をあげたり、手を出したり・・・💦

だから一つのことを覚えるにはすごく時間がかかるのだ⏱

本人もやりたくないことを覚えるのは苦だろうし、それを教える方もかなりの忍耐が必要である。

少し我が家の自閉症の息子、ムテ吉の場合で考えてみよう💡

ムテ吉は幼少期、例に違わずなかなか新しい事をやろうとしない子だった(今もだが😅)

超がつく受動型で、手取り足取り教えようとしても手を『パッ』と離してしまう。

それでも諦めずに(意地になって🤣)箸の持ち方、体の洗い方、歯磨きの仕方などなど生活する上で必要な動作を毎日反復で教えていた。

ムテ吉は記憶力がいいのと手先が器用だったこともあり、出来ないかな?と思うものもとりあえずやらせた❕❕

が、成果はほぼ出ない状態が続いた・・・😥

すると小学校3~4年ぐらいからだろうか?

何年も前に毎日のように教えてやらないから諦めたものをいきなりやってみせることが増えた😲

本人の中できっと

『これはやっても大丈夫!!』

的なものが生まれたのかもしれない💡

このようになるまで10年近く。その間にお世話になった先生方やデイサービスのスタッフの方など、本当にコツコツと一つ一つよく教えて頂いたと思い、頭が上がらない💦

話を戻すと今回のテーマは

『維持する事について』

である💡

いろいろ覚えてきてムテ吉も現在中学1年生。

ここ最近また変化が出てきたように感じる。それは・・・

成長!?だけれども・・・

ここ最近の変化を一言で言うと

『横着を覚えた😱

・・・である。

いいように考えるとやっと人間味が出てきたというか・・・

要するに自分があまりやりたく無い事には手を抜くことを覚えたのだ😭

定型発達の子なら

『何手を抜いてるんだ!!わかってるんだぞ‼️』

的に一喝すれば一時的にしろ、やるようにはなる(ならないかも💦)のだが、自閉症っ子のムテ吉はそうもいかない😢

もちろん何度も叱ったがあまり効果はなくその場しのぎ💦

人らしくなってきたなーなんて最初はマンマと言っていたのだが、この手抜き、横着をする事が続いた結果、よくないことが起き始めた・・・

それは

『忘れてしまう』ということ。

あんなに何年もかかって覚えた事を忘れてしまうのである😱

例えば

・下着の前後ろを間違える。

・身体を洗う時、腕やお腹を洗わない。

・言葉の発音が適当になり、本当に発音出来なくなってくる。

などあげたらキリがないが一つ一つやっと覚えてきたものを横着してやってしまったせいで本当に出来なくなってきてしまったのである💦

これ、親的には結構萎えます😭

特に発語はムテ吉が初めて言葉を発したのが小学校4年生💦それはそれは長い道のりで半分諦めていたのでとても嬉しかった✨

ムテ吉は『う』の口が苦手で『く』や『す』も全部『う』になってはしまうが大分何を言おうとしているかわかり、意思疎通も図れるようになってきていた。

しかし最近、横着ぶりが悪化して、きちんと言えた『ごちそうさま』『ごちまた』になったり(一語少ないし😢)、全部同じ口で同じ発語をしたりするようになってきた。

私ごとだが、最近夜勤が増えて家に居ないことも多く、マンマもうさ子の面倒も見ているのでムテ吉をずっと見ることも難しく、どうしても出来るようになったことはあまり意識しないことも多かったのかなと思う。

夜勤やるとムテ吉も落ち着かなかったりするから本当はやりたく無いのだが、現状はなかなかやらざるを得ないんだよなー😭

そんなことも言ってられず、さぁどうしたものか💦

対策は??

対策なんかいいものはないか・・・🙄

結構いろいろ考えてみたが正直いい対策は見つけられず💦

こういう時は基本に立ち返るのが1番だな・・・ということで

1.本人任せにせず確認すること。

今までついつい出来るようになったことは任せきりになりやすかったのだが、ちゃんとやっているかしっかりみたり(ムテ吉は見てるとちゃんとやることが多い)、本人に任せたら最後、しっかり出来ているか確認する。

監視になってしまい本人も嫌だろうし、こちらもなかなか大変だがそれが1番かなと思った。

2.一語一語をしっかりと

これは言葉の発語についてなのだが、食事の時など、昔やっていたように『いただきます』も適当に言わせるのではなく、一語一語をこちらが口で真似て言わせるようにしたり、おかずを取る時に食べるものの名前を言わせたり(『おにく』『にんじん』など)して、発語させる機会を増やすようにした。

3.連携をする。

こちらも既に行っていることなのだが、自宅以外のところ、特に学校の先生方と連携、情報の共有をして、問題を共通認識し、共通の対策を行うことにした。

まとめ

このように対策を進めているが果たして効果が出るのか・・・でてほしいな😅

昔のことだが、仕事で回復期のリハビリに携わることがあり、その時のことを少し思い出した。

集中的にリハビリしている期間(入院してる時期)はある程度のレベルまで上がっていくが、退院した時からそのレベル、ADL(生活機能動作)は下がっていく。つまり退院した時期がMAXのレベルなのである💦

その後、どのようにレベルを維持していくががとても難しい。

きっとムテ吉も同じなのかもしれない💦

今回こういうことがあり、考える機会があったが、きっと今後、維持する事について近い将来もっと考えさせられる時が来ると思う。

それは学校の卒業である。

卒業後、まだどのような生活スタイルになるかはまだわからないが、きっとどこかの事業所に通うことになるだろう🌥

しかし、確実に現在のように学校で朝から帰るまで療育をしてくれるところはない。

つまり、卒業をMAXと考えられなくもない。

もちろんその後も成長していくと思うが、そこまでにある程度、自立した生活動作を忘れないレベルで習得できたらなと思っている💡

なかなか難しいことだけど目標はそこかなと思う。

ムテ吉は中学1年生になり、少しずつ思春期に入りつつあり、最近は特性もより濃くなり、大声をあげたり、ルーティンにも磨きがかかってきている(笑)

自分の意思がで出来ているのはいいことだが、きっとこれからが大変かなという予感💦

どうなることやら💦手探りだが周りの方の協力を得ながら向き合っていくしかないな・・・😅

おしまい🎵

コメント

タイトルとURLをコピーしました