こんにちは!!ころんとです。
今回は日常生活での感覚統合、お風呂編🛁
と言っても簡単にいうとお風呂で自分で身体を洗ってもらうというだけ😅
しかし、自分の身体を洗わせると言う行為も、ただ何も考えずやるのと、一つ一つの動作などの意味を考えながらやるのとでは全く異なると思うので、細かい部分や意識することなども紹介できればと思う。
自分の身体はどうなってる???
なぜ毎日のお風呂で身体を洗わせることを日課にしたのか❓❓
それはムテ吉がさまざまな場面でつまづいたり、ぶつかったり、動きがぎこちないなと思ったのがきっかけである。
大袈裟に言うと自分の身体、例えば手や足はどこにくっついているかわかってないのでは?と感じたのだ💦
本やメディアなどで調べると、自閉症スペクトラムや発達障害を持っている子は自分の身体の認識することが苦手なことがあるらしいと知り、これか💦と思った。
では身体を認識させるためにはいい方法は無いか?なるべく毎日出来ることがいいんだけどなと考えるようになった。
お風呂で身体を洗ってもらおう‼️
ある日のこと、『お母さんといっしょ』をムテ吉と見ていて、お子様がパジャマを着替えて『やったー』的なシーンがあった👕
こういう毎日のことが身体を認識させるトレーニング的なものになればいいなー😀と思ってそのあと一緒にお風呂に入り、いつものように身体を洗ってあげていた。
相変わらず受動型のムテ吉君は何一つ自分でやろうとしない・・・あまりにやらないから自分でやらせてみたのだが、ん???
『これいいかも!!』
よく考えたら身体を洗うのは自分の身体を全部触れることになるし、もしかしたら効果あるかも!!生活する上で必要だし。
そんな訳でお風呂で身体を洗わせてみようということになった。
お風呂で身体を洗わせることで期待できる効果
お風呂で身体を洗ってもらうことで期待できると思った効果は👇
- 自分の身体の認識
- 自発的に身体を動かすようになる
- 身体→脳への刺激になる
- 指示が入るようになる
- 複数の動きをすることによる感覚統合
自分の身体の認識
先ほども述べた通り、ムテ吉はいろんなところにぶつけたりふらふらしていて自分の身体を認識出来ていなそう。身体を洗うことは自分の全身に触れることなので、そのことによって自分の身体を認識してくれるのではないかと考えた。
自発的に身体を動かすようになる
ムテ吉は受動型で自ら何かしようとすることが極端に少ないので、お風呂で身体を洗うことをルーティン化することで自発性が出てくるのではと期待した。
身体→脳への刺激になる
身体全体を擦るということは皮膚の刺激になり、脳への刺激にも繋がるのではないかと考えた。
指示が入るようになる
身体を洗う時、胸、お腹、腕、お尻など洗うところを声掛けすることによってこちら側の指示を聞くことを覚えて貰えたら、また、部位の名詞も覚えてくれたらさらにいいなと思った。
複数の動きをすることによる感覚統合
身体を洗うことはタオルを持つ、言われたところを見て、ゴシゴシ洗う・・・
など複数のことを同時に行うことになり、脳はさまざまなことを一度に処理する。
これは感覚統合する上でも有効ではないかと考えた。
実際に行う上で意識したこと、注意点
自分で身体を洗わせる時、意識したことや注意点がいくつかある💡
- 嫌がっても毎日少しずつ
- 少しずつ洗える場所を増やしていく
- 歌を歌いながら楽しく
- 洗う部位をはっきり言いながらボディタッチも
嫌がっても毎日少しずつ
ムテ吉はもちろんそうだが、子供はやりたがらない日も多々あると思う。
しかし、ルーティン化をさせたかったこともあり、毎日お風呂に入る時は必ず自分で洗ってもらうことにした。
嫌がっても腕だけでもいいので手を添えて洗う動作を行って貰う。
時にはムテ吉がタオルを持たずパーの手だった時もあったがほんの少しでも、1箇所、10秒でもいいからやり続けた。
少しずつ洗える場所を増やしていく
先ずはわかりやすく、すぐに出来そうなところ、自分で見える腕、胸、お腹❕❕
→次にもった手をより動かさないといけない足🦶
→目で見えない首元やお尻
→最後に洗うのが最も難しい背中
と洗うところを段階的に増やしていった。
歌を歌いながら楽しく
毎日少しでもやり続けるには本人が少しでも楽しくないといけないと思い、好きな歌を歌いながら、また、絵本で『お風呂』を題材にしているものがあり、お気に入りだったので、絵本の中の一コマを再現しながら
『ゴシゴシシュッシュ』と掛け声をしながら一緒にやるようにした。
これがムテ吉が大好きな絵本📚絵のタッチも可愛く風呂を好きになりそうな内容で支援学校で見つけてお気に入りになった😄
洗う部位をはっきり言いながらボディタッチも
洗うところは『胸、お腹、お尻、背中』など指示が入りやすいようハッキリと単語で言うこと。
その時必ずそ洗う場所をツンツン、とタッチして単語と場所がマッチング出来るように心掛けた。
続けた結果
身体を洗うことを始めたのは3歳頃から。
最初は本当にタオルを持つこともままならないところから始待ったが、2、3年すると見えるところは大体出来るなった。
そして小学校に入ると真似をすることを徐々に覚え出来たので背中の洗い方を真似てもらうことをはじめ、小学校4年生ぐらいには背中も洗えるようになる。
その頃になると声掛けのみで洗えるようになっていたのだが、少しずつ横着を覚えてやったふりをすることも増えた💦(ある意味、子供らしくなってきた😅)
だから声掛けとボディタッチは継続🏃♂️
中学校1年生の現在は私が一緒に洗うところを見せると真似して全ての部分を洗うことが出来ている。
課題としては声をかけないと自主的に洗うことは少ないことと、右と左が覚えられていないところかな😅
ここの部分は気長にやっていこうかなと思っている💡
まとめ
自分の身体を洗ってもらうことを始めてから2年ぐらいすると身体をぶつけることも減ってきたし、自分の身体の動かし方も少しずつ理解できてきたのかな?と感じることが出来た✨
現在のようになるのには長い時間がかかったが、生活の中の日課として行えたことが長続き出来た秘訣かと思う😁
コツコツやっていると急に出来るようになる時期があるので継続は力なりと実感している。
生活の中での療育は沢山転がっている。それを意識して取り込むことが出来れば生活+療育から生活=療育として行うことが出来るので親の負担も減り、少しだけ生活に心の余裕が出るのではと思う。
その為にはさまざまなな知識が必要。時には専門の方に知恵を借りながら日々勉強をしなければと感じる今日この頃である。゚(゚´Д`゚)゚。
おしまい🎵
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