兄弟の関係性 自閉症の兄と定型発達の妹 親の気持ち、育て方について①

昔話

こんにちは!!ころんとです。

我が家には自閉症の息子ムテ吉12歳と、妹のうさ子9歳がいる。今回は妹うさ子にスポットを当てて、ムテ吉との関係について小さな頃のうさ子の様子を思い出しながら書いてみようと思う。

うさ子はムテ吉大好き‼️いつも『にぃにー大好きー』と言って世話を焼いている😊

うさ子について

うさ子プロフィール

うさ子は長男ムテ吉の3つ下の妹で現在小学校4年生、健常の定型発達、いわゆる今時の女子である。性格は明るく真面目で面倒見がいい。かなりおちゃらけな面あり。そして食べること大好き💓

昔の写真👉

生まれるまで

うさ子とムテ吉は3歳差。思えばムテ吉が視線が合わず、指差しもしない。他の子と違うことが多く、療育に通い始めた頃、不安の中で生まれた。マンマは日々凄いストレスの中に身を置いていて、正直よく無事に産まれたなと思うぐらい💦

と言ってもうさ子は昔からいろいろ手がかかり、産まれる時も予定日1ヶ月半前に破水😱💦

緊急入院を2週間ほどし、ギリギリ34週まで引っ張ってどうにか出産。身体は2,500g以上あったが肺で息が出来ず、全身黄疸の未熟児でそのまま保育器の中で10日ほど過ごした。

ちなみに入院中の2週間は私がムテ吉の面倒を見ていた。仕事から帰ったらムテ吉の世話をして、病院に行ってみたいなスケジュール。ハード過ぎて、マンマとうさ子が帰ってきてから気が抜けたのかぶっ倒れて病院にて過労の診断を受けた😅

幼少期

うさ子は小枝の様に細い手足だったが本人はとっても元気満点😉この頃からバイタリティが凄かった。

うさ子は未熟児で生まれたのもあり、身体が弱く、すぐ風邪をひいて熱を出したり、入院することもあったが、ムテ吉とは正反対でとにかく笑うし、動くし、アピールが半端ではなかった。

だがなかなか歩かない💦1歳半を過ぎても全く歩かず、この子も何か身体に問題があるのではと私もマンマも不安でいっぱい😰でも指差しもするし・・・悩んでムテ吉の療育機関のOTの方に相談をした。

OTの方からは『未熟児で生まれたから、お母さんのお腹でやるはずのことを外に出てやってる。だから時間がかかるだけで多分大丈夫ですよ』と。気になるなら今度見てあげると言われ予約を取ったのだが・・・

そんな話をした矢先💦いきなり1人で歩き出すという。゚(゚´Д`゚)゚。

ちなみにやっと歩いた日の次の日には走り回っていた💦親の心配どこ吹く風、胸を撫で下ろした。

この頃はムテ吉の療育の為にマンマはしょっちゅう出掛けて私がよく見ていることが多かった。

そのため、一時期マンマに懐かなくなってしまう事があり、マンマは焦って、うさ子との関わり方を考え直したそうだ。ちなみに今は小4なのにマンマにべったり。きっとこの頃の寂しさを今、晴らしているのかも知れない💦

また、一緒に療育に行くことも多く、周りにいる年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんはみんな発達障害を持った子という少し変わった環境で育ったせいか、先入観が無く、どんな人にもフラットに接すること出来る😄

うさ子のムテ吉への対応を見て親が勉強になることも多々あり、客観的に見てなかなかの人格者である(親バカ💦)

幼稚園時代

ムテ吉とうさ子は3歳差で幼稚園は3年保育だったので本来被らないのだが、行っていた幼稚園は半年ぐらい前から前倒しで入る事が出来た。ムテ吉は普通の学校に行けないと思ったし、2人が同じところに通えるのはこの半年だけと思い、マンマと話し合って早期入園をすることに。

入園初日、幼稚園のバスに乗る時、不安そうなうさ子の隣に座ってあげるムテ吉。その時笑顔が弾けるうさ子。凄いほっこりして、この場面が今後の兄弟の関係性が見れた瞬間だったかもしれない。

それからムテ吉が卒園する半年間はバスはいつも2人で隣。うさ子の元気の良さ(うるさい)にムテ吉がしょうがなく付き合ってる感じ💦

うさ子は物分かりがいい子で手がかからないと思っていたのだが、ムテ吉が卒園して、うさ子が初めて1人で行く入園式の日、事件が起こった😨

すでに半年も通っていたし、手のかからない子だったので親も先生も完全に油断していた💦

バスに乗る時、初めて嫌がり号泣。

幼稚園に着いてからも号泣。入園式も号泣して先生に抱っこ💦こんな泣いているうさ子を初めて見た先生方も動揺して、焦りまくっている状態であった😫

この頃のムテ吉はうさ子とコミュニケーションを取るどころか、進んで近づいたりすることすらない状態だったが、なんやかんやでやはりお兄ちゃん。居るだけでうさ子にとっては心強い存在だったのだ💨

そしてこの頃すでに一般的な定型発達の兄弟の関係性とは逆の現象が起き始めていた😨

コミュニケーション、言語、身体能力など多くの面でうさ子の方が出来るのである。

健常の定型発達の子はこの頃爆発的に二次関数のような線を描いて成長するのに対して、広汎性発達障害、自閉症スペクトラムのような子は階段のような成長曲線を描く。

いずれ逆転するんだろうなと思っていたのだがこんな早く来るとは💦

この時期は私もマンマも定型発達の子の子育ては初めてでてんやわんやだったが、2人で育て方を変えるということは一切せず、自閉症だから、健常だからと言ってどちらも特別扱いはしなかった

もちろん個々の能力によって手伝ったりするところはあったが基本的にムテ吉、うさ子でアプローチは違えどやっていることは同じ。うさ子を育てているとムテ吉でやっていた子育ての答え合わせをしているように感じることがよくある😁

我が家では療育は通常の教育と基本同じで、ただその基本をベースに個々の特性に合わせてより細かく、細分化して行うものだと考えていていて、これはムテ吉が12歳になった今も変わっていないことである。

小学生~現在へ続く🎵

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