自閉症の兄を持つ妹への接し方〜我が家の場合〜後編

日常

こんにちは!!ころんとです。

今回は自閉症の兄を持つ妹への接し方、後編として小学校入学〜現在までの妹のうさ子の様子や接し方などを書いていけたらと思う💡

だんだん大きくなると女の子って大変だ💦

うさ子の性格 長所と短所

小学校に入ったうさ子は相変わらず元気!!でも少しずつ長所と短所が見えてきた。

長所は誰にでも公平なところ。ムテ吉という自閉症の兄を持ち、0歳から一緒に療育施設に通っていた為、物心ついた時から何らかの障がいを持ったお兄ちゃん、お姉ちゃんも遊んだりしていた為、どんな子にでも壁を作らず接することが出来る。

出来ない所は手伝ってあげて、出来るところは褒める。親も見習いたい程である😅

また、とにかく興味の幅が広く、勉強熱心で真面目。言いたいことは結構はっきり言えるがあたりが柔らかいので余りいざこざにならない。

これだけ書いてると子供を褒めまくりのただの親バカなのだが短所ももちろんありあり💦

まず短所として言われたことしかやれない。一言で言うと応用力や創造性がない😂

だからいざという時に何も言えずフリーズすることが多々ある・・・

結構はっきりものを言うタイプの割にいざという時何も出来ないから困りものである😫

また、片付けが出来ず部屋が散らかし放題でも全く無頓着。これはムテ吉の方が全然出来る😅

とこんな感じの娘に成長‼️

小学校低学年の頃の様子、変化

小学校に入学すると、最初はムテ吉と一緒の学校ではないことにショックを受けていたが、何事も積極的なうさ子はあっという間に友達を作り、小学校生活に慣れていった✨

コミュニケーション能力が高く友達沢山のうさ子であったが、それを疎む連中も😥

まぁどこにでもあるが、理不尽な言葉をかけられたりする事もあったようだ。ただ、家で親に(特にマンマ)色々話してくれるので溜め込まずにいれてるのかな?と少しほっとした💦

そんな社会の厳しさ?にも負けない芯の強さが出てきたうさ子だがムテ吉との関係にも少し変化が😲

マンマがこの頃、ムテ吉にうさ子へ『頭ポンポン』『ハグ』をさせるように教えていたのだが、それがうさ子にとってはお兄ちゃんからの初めてのコミュニケーション✨

うさ子はもう『デレデレ』ぐらい喜んでいた。

親が言わないとやるわけではないがそれはうさ子にとっては本当に嬉しいことのようで、

『にいにぃー大好きなの!!』と。

そしてうさ子は親と同じような接し方をムテ吉にするようになっていくと同時に兄、妹の関係が能力的に完全に逆転する。

つまり妹が兄の面倒見てる感じ。

でもうさ子は小さい頃からムテ吉の凄いところなどを沢山教えてきたからか、決して面倒は見ても下に見たりすることはなかった。

あくまでムテ吉が自然に出来ない事をフォローしてあげると言うか・・・ほんと支援の理想。

考え方も決して出来ない事を悪く言わず、小さな出来た事を自分のことのように喜ぶ。

何度も私がムテ吉を怒っていたら

『にいにぃはきっとこういう風に思っていたんだよ』

と言われ、目から鱗なことも数えきれないほどあった💡

そんな時は私もマンマもうさ子をとにかく褒めた。このようなプラス視点での相手への思いやりの心を伸ばしていって貰いたかった。

私のように大人になって、必要に迫られて得た知識などではない、このような特殊な環境で育ったうさ子が自然に身に付けたも🎀本当にこの自然な接し方については今も私はうさ子を尊敬している😊

小学校中学年〜現在

小学校も3年生ぐらいになるとムテ吉がいろいろ反応がよくなってきた事もあり、兄弟で少しだけ遊べるように。もちろんうさ子の主導だが😅

例えば『なべなべそーこぬけ♪』手を繋いでぐるっと一回転も出来る。親としては2人が遊んでいるのは本当に何とも言えない気持ちになる✨

そんなある時、うさ子が学校で本を借りてきた。

それがまさかの『障がいについて』の本💦

この頃、うさ子に教えていたのは

『にいにぃはうさ子が簡単にやっている事をやるのがとても大変で、それをやれるようになるには凄頑張らないといけない。だからにいにぃは凄いんだよ』

とかそういうフワッとしたこと。

うさ子はきっと親の話などをよく聞いて、自分で『障がい』という言葉を見つけたのだ💦

なんで借りてきたの?と言うと

『にいにぃ大好きだから、早く障がいが治ってもらいたいし、もっと沢山遊んだり、お話したいから』

子供はいつの間にか大人になる、成長すると言うがまさにである。本当に言葉にならなかったのを覚えている😭

そしてこの時から我が家にはまたムテ吉の心強い協力者が1人増えたのだった😊

現在、小学校4年生のうさ子は相変わらずムテ吉大好き、そして口調はマンマそっくり💦ムテ吉への接し方もマンマそっくり😱

そのせいかうさ子の言うこと聞くようになり、うさこをしっかり認識するようになった。言葉のコミュニケーションも少し出来る様になって我が家は賑やか😜

兄弟の関係も完全に逆転するかと思いきやそうでもなく、ムテ吉のがしっかりしている面もあり、能力的にはうさこの方が上でも精神的にはうさ子にとってはお兄ちゃんのようである。

まとめ

うさ子への接し方で意識していたことは

1.お兄ちゃんを意識させる。

ムテ吉の悪いことなどマイナスなことを言うのではなく、出来るところを沢山話して、お兄ちゃんを意識させる。少しみんなが言うお兄ちゃんとは違っていてもお兄ちゃんはお兄ちゃんとして見てほしいと思った。

そしてうさ子には人のいいところを沢山見れるような子になって貰いたかった。

2.話を沢山聞く。

ムテ吉に手がかかる分どうしてもうさ子には我慢をさせてしまうことが出てくる。その分ストレスも溜まると思うので、うさ子が話したい時はしっかり聞く。話を制限せず好きなだけ話してもらうようにした。

3.ありがとうを沢山言う。

些細なことでも『ありがとう』を沢山言って、自己肯定感を持ってもらうように。何より自分は必要とされていると言う事を感じてもらいたかった。

『あいさつ』『ありがとう』『ごめんなさい』がしっかり出来れば生きていけるが我が家の家訓(笑)

これから・・・周りの友達のこと。

少し前だが、友達にお兄ちゃんがいるのに何で学校にいないか聞かれてうさ子は

『にいにぃは障がいがあるから支援学校に通っているの』

と話したらしい。イマイチ友達は理解していないようだったらしいが

『もし、にいにぃを悪く言ったら私、絶対許さない』とプンプンしているうさ子😲

大きくなってくるとこう言う事でからかってくる子もいると思って心配していたのだが、大丈夫かも?と思った。

滅多に怒らないうさ子が言ったらきっと友達ビックリするだろうな💦

また、理解してくれる優しい友達も沢山いる様子で親としては一安心✨

きっとこれからもお兄ちゃんのことでうさ子は周りから沢山の事を言われると思うが、親としては沢山話を聞いて、ストレスを溜めさせないよう見守っていけたら・・・

そしてうさ子には自分の好きなことして人生を謳歌して貰いたいと思う。

まぁもう好き勝手やってるけど・・・( ゚Д゚)💦

前編はこちら💡

おしまい🎵

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