こんにちは!!ころんとです。
前回の続き。後編はお箸での手指分離トレーニングの効果と実際にムテ吉がお箸を使える様になるまでを書いていこうと思う😁
お箸使えるかな?
この頃(4歳〜5歳)ムテ吉は食べるの大好き❤だけどなんでも手づかみで食べてしまっていた💦スプーンもフォークも持って一度は使うが気がつくと反対の手で手掴み😅なかなか豪快である。
今思えばそんな状態で箸を使わせようとしてたなんて何考えてるんだ自分・・・と思ってしまうが💦しかも何も分からず普通の箸を持たせるという😱
『定型発達の子でもやらんわ😫』
マンマにも冷ややかな目で見られて、まずは箸の選定から始めることにした・・・
試したお箸シリーズ
ざっと挙げるとこれくらい。改めて書き出すと結構色々やったなと思う😅
エジソンのお箸
こちらはとても有名な商品で知っている方も多いのでは無いだろうか?
親指、中指、薬指に付けるリングがあり、箸も連結されていて無理なく箸の使い方が習得できるというもの💡
さて、ムテ吉君はどうだろーか😀?
リングに指を入れようとするとあれ❓❓指を『ヒュッ』と引っ込めてしまう💦
受動型は何かやらされるのが苦手だからね・・・
根気よくやってみてなんとかリングに指は入れてくれるようになったが指の動きが制限される(そういうものなのだが💦)ので、どうも嫌らしくすぐ外してしまって手指分離トレーニングどころか箸を持つのも拒否😭
あんまり無理にやって箸自体NGになったら困るのでここで終了😓
百均のトレーニング箸
こちらもエジソンのお箸と似た様なものだがリングが1つだけだったのでイケるかも??と思った✨
ちなみに今は色々な種類が出ていて、ダイソーやセリアなどお店によっても違うタイプが販売されている。
さて、どうだろうか???
むむむ〜💦
リングは一つで嫌がり度もそこまででは無いが、作りがそこまでよくないので連結部分がすぐ外れてしまう。(百均だし、仕方ないところ)
でも指を動かすということは出来ているので、嫌がらない程度に使用することにした😉
シリコンおはしもてた君
しばらく使っていた百均のトレーニング箸のお陰で箸というものを使うことに抵抗は無くなってきていた。
そんな中、支援学校で使い始めたものがこれである👇
こちらは今まで使用してきた箸とは違って普通の箸をシリコンの穴に刺して2本の箸を連結させるもの。
シリコンの弾性で掴んだあと箸が元に戻ろうとするのが特徴でより自然で実践的。
しかしムテ吉、これがあまり気に入らない様子ですごく嫌がる💦百均のトレーニング箸の方がよかったみたい。でも学校でも使うから統一したいし・・・
しかもここでムテ吉君の異食行為発揮‼️
シリコンの感触がいいのか
『噛む!!噛む!!噛む(*´Д`*)』
あっという間にボロボロ💦こりゃだめだ😭
ソフトバリアフリー箸(介護用)
次に見つけたのはこちら
OTの先生がリハビリでも同じものを使っていてネットで見つけたものである。
前回のシリコンおはしもてたくんに近いがこれは箸自体が繋がっているトングのようなもの💡
こちらはムテ吉、よりいい感じで手先もしっかり動いている。マンマと
『これ1番いいかも!!』
でもやはり問題が・・・ムテ吉が遊んですぐに壊してしまう😫連結している部分がプラスチックだから無理に力を入れると『バキッ』
しかし、この箸はムテ吉も気に入ってくれてるし、手先もよく動かしている。こちらで見守りしながら使うしかない‼️という結論になり、しばらく使い続けることにした。
ちなみに目を離してしまい壊した箸は5〜6本ではきかず。最短1日で折ったものも😓そんな高いものではないけれど💦とほほっ😢
割り箸
ソフトバリアフリー箸を使い出して1年弱。ムテ吉は手掴みで食べてしまったりすることはあるが掴むのは驚くほど上手くなった。
丁度ストックしていたものが無くなったのでここで普通の箸に挑戦しようということになった。
普通の子供用の箸を与えてみるとやはり最初はなかなかうまくいかない様子。
持ち方から根気よく教えていくことにしたが、ここでもまた異食行為が💦先を噛んでしまい箸がみるみる短くなっていく😱
こんなでは箸がいくらあっても足りないということで、割り箸を使わせてみる。
これならいくら噛んでも使い捨てでOKしかも滑らないから徐々に掴める様になってきた!!
プラスチック箸
そして現在は割り箸を卒業して、プラスチックの箸を使用している😁
小学部4年生ぐらいまでは箸は授業として使っていて、給食ではスプーンを持って行っていたのだが、高学年からは箸を持っていくことになり、割り箸ではダメだし、普通の箸は食べて折ってしまうので硬いプラスチックのお箸になった❕❕
最初はプラスチックでも折ってしまうこともあり、飲み込まない様に気をつけなければいけなかったが、中学部1年の現在は以前ほど箸を噛むことは少なくなった様に感じる😄
早期(4〜5歳)から箸を使わせた効果
今思えば結構無茶なはじめ方をした箸のトレーニング。
何度も早かったかな?と思ったこともあったが、小学部5年生ぐらいの頃にはムテ吉は箸の持ち方もキレイで魚の身を掴んで取れるぐらいになった。
4歳からだと6年の長い道のり💦
箸を使うことでの手指の分離の効果か1、2、3、4、5を指で数えたり、チョキが出来る様になり、学校の先生にも器用だと言われるほど✨
現在はその手先の器用さを強みにこれから学校では手芸班として針を使って縫い物をすることになっている😉
まとめ
手指分離の一つとして行った箸のトレーニング。日常生活動作として必要なものであったし、結果としてとても長い時間はかかってしまったが手先の器用さという強みを手に入れることが出来た。
お箸トレーニングは生活の中で行い、かつ毎日やるもの(食事)だったのでそのうち生活の中に溶け込んで親もあまり療育と意識しなくなり、無理なく行えたのが途中で諦めず出来た大きな要因だと思う😄
療育は手指分離に限らず、成長と共に次々とやることが増えて決して終わることがないものだが、だからこそ日常生活を療育として捉えて親も無理なく行うこと。それが継続的な効果を生む1番の方法ではないかと感じる。
おしまい🎵
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