自閉症の子供の学校選び 小学校編〜後編〜

昔話

こんにちは!!ころんとです。

前回の続き、我が家の自閉症の息子、ムテ吉の小学校選び、後編です。

学校見学

通常の学校(支援級)

まずは通常の小学校の支援級への見学。

住んでいるところの学区の小学校は全校生徒が1000人オーバーのマンモス校。支援級も障害特性に合わせて3クラスもあり、専門のコーディネーターの先生も在籍していた✨

見学に行くと、ムテ吉は支援級まで行く道のりですれ違うは生徒の多さにオロオロ😥落ち着きがない感じである💦

コーディネーターの先生はとても感じの良い方で経験も豊富😉実際の支援級で生徒の子達と実際に行っている授業を受けさせてくれた💕

自己紹介をしてみんなでゲームなどをして楽しみ、なかなか出来ないムテ吉に色々教えてくれる子もいてムテ吉も授業は楽しんでいる様子だった😄

ただ、毎回同じ教室で授業を受けるわけではなく、個々のレベルに合わせて普通級に行って授業を受けるので毎回違う所、違う生徒のいる所で授業をすることになる。もちろん支援員の方がついてくれるが・・・

環境の変化に弱いムテ吉には大きな不安要素だった。

特別支援学校

次は特別支援学校へ。こちらも専門のコーディネーターの先生がいた✨

正直、特別支援学校はどんな所か?いろいろ調べていたが実際見てみるまではあまり想像できなかった。🤔

特別支援学校は玄関の前からそこは通常の学校とは別世界😨踏切や横断歩道がある。

『道路や踏切を渡る練習の為』だった。

至る所にスロープがあるし、車椅子も通れるように一つ一つの作りが大きい。2階の踊り場も万が一がないように網が張ってあったりとまずハード面が全く違った💦

そしてさらに違っていたのはソフト面。

簡単に言うと特別支援学校は朝来てから帰るまで全てが療育で、授業はもちろん着替え、トイレ、給食、掃除と、あらゆるものが自立訓練であり、生活訓練の場であった。

先生も小学部低学年は各クラス(生徒5〜6人)に先生が2〜3人が付き、生徒:先生が3:2〜2:1で、通常の学校の支援級とは比べものにならない手厚さ💦もちろんそれだけ大変な生徒が多いということだろうけどこれにはかなりビックリした😲

見学当日は文化祭の出し物の練習が体育館で行われている日で、実際に見せてくれたのだが、それはとても素晴らしいもので、みんな一生懸命で精一杯頑張っている姿、そして何より楽しそうな笑顔が印象的だった😁

コーディネーターの先生といろいろ話していると

『あれ?ムテ吉は?』

いない😱どこ行った❓❓

先生も大焦り💦

体育館には各学年の生徒が練習のため沢山集まっていてなかなか見つからず、沢山の先生に声をかけて捜索😰

とその時、ステージ上で予行練習をしている生徒の中でピョンピョン飛び跳ねて大声を上げている子が・・・😵

はい。もちろんムテ吉くんです・・・😑やりやがった💦

先生も大笑い‼️入学もしていないのに完璧に有名人になりました🏃‍♂️

でもその時のムテ吉君は見たことないくらいの笑顔。楽しそうだった😃

特別支援学校に決めた理由

悩みに悩んだが我が家は最初から特別支援学校を選んだ。

理由は

学校にいる間全てが療育になる

通常の学校は基本勉強するところで、生活動作を教えるところではない。対して、特別支援学校は行っている間のすべてが療育であり自立訓練。同じ時間を過ごしても療育的な時間は比べものにならないくらい特別支援学校の方が多いと思った💨

専門の先生が充実していて少人数

通常の学校は支援級(8人程度)に担任が1人+支援員の方(支援員の方は専門職の方ではなくパート的な感じ)。

それに比べ特別支援学校は1クラス5〜6人程度の生徒に専門の知識を持った先生が2〜3人が付き、手厚さが全然違う。

また、この授業の時はこっちのクラスに行って・・・の様な場所や人の変化が少なく、ストレスが少ないと思った💡

デメリットは親が頑張れば克服出来そう。

支援学校に行くことの最大のデメリットと思ったことが、地域の人や、同い年ぐらいの子との交流がないので、ムテ吉を知ってもらえないと言うこと。万が一居なくなってしまった時などを考えると地域の人には少しでもムテ吉を知って欲しかった💦

しかし、市で通常の学校と支援学校との交流もあるし、その他にもムテ吉を知ってもらう方法は沢山ある。親が頑張ればそれでいいと思った😄

本人が何より楽しそうだった。

幼稚園を選んだ時もそうだったが、ムテ吉がより楽しそうにしていたことが何よりの理由。本人がストレスが少なく楽しく通学できることは今後の成長にも影響すると考えた💡

まとめ

このような理由で我が家は小学校一年生から特別支援学校に行くことを決めた。

定型発達の子と一緒に過ごして2〜3年生からの編入するより、最初から入学した方が将来的に考えてプラスになると思ったのは

通常の学校=勉強するところ

特別支援学校=生活、自立訓練をするところ

と考えたからで、勉強中心+療育のところと一日中生活、自立訓練をしているところでの2〜3年では大きな差が出ると思ったからである。

通常の学校と特別支援学校どちらが優れていると言う訳ではないと思う。それぞれ地域の環境も違うし、選択できないと言う方もいるかもしれない。限られた環境で最大限考えることが何より大切なこと。

いろいろな考えがあると思うが、学校選びは決して親の自己満足やエゴではなく、冷静に障害のレベルや10年先を考え、何より本人が楽しく、ストレスの少ないところを選ぶのが1番かと思う😄

そして学校は長い年月通うもの。継続的支援が子供の成長に繋がると思うので、親が無理なく健康でいることも大事である😉

おしまい🎵

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