自閉症児に見られるこだわりとルーティン パターン崩しをする意味とは?

日常

こんにちは!!ころんとです。

今回は自閉症児に見られるこだわりやルーティン、そしてあえて行っているパターン崩しとその意味について考えていきたいと思う😀

自閉症スペクトラムの特徴について

我が家のムテ吉が自閉症の判定を受けた頃は広範性発達障害、自閉症、アスペルガー症候群などそれぞれの基準があったが、今はASD(自閉症スペクトラム)に統合され、基準もひとまとめにされている。

一つずつ具体的に見ていくと

①社会的コミュニケーション障害

  • 相手との距離感がわからない
  • 空気が読めない。相手の感情が読み取れない
  • 暗黙のルールが理解できない
  • 集団行動ができない         

活動の限定された反復的な行動パターン

  • 何かに没頭すると周りが見えなくなる
  • 物事の手順に強いこだわりがある
  • 些細なことが気になり、なかなか行動が進ま
  • 音、光、においなどに対し敏感、鈍麻

などが主に挙げられる。もちろん個々で現れる特徴やその重症度は違う。

イメージとして、いろんな種類の色の絵の具が混じり合って、さらに絵の具の濃度は薄かったり、濃かったりしてる。その混じり方で個々のASDの特徴は異なってくる。

と言うと皆さん結構わかると言ってくれます😅

併存症

  • 知的障害
  • ADHD(注意欠陥多動症)
  • DCD(発達性協調運動症)
  • LD(学習障害)
  • 抑うつ、睡眠障害、不安症、てんかん、など

さらに併存症として上記のような精神疾患を70%の人が1つ。40%の人が2つ以上持っていると言われている。

こだわり、ルーティン

この中で今回取り上げるのはこだわり、ルーティン💡

物事を行う手順だったり、物自体へのこだわりは自閉症スペクトラムの子は強弱はあるにせよ必ずと言っていいほど持っていると思う💦

我が家のムテ吉もなかなか強く、全ての行動がルーティン化しているのでは?と思うほどである😥

例えばお家に帰ってきたら

『でんしゃ、アンパンマン』

DVDを見たいのである。見せるまでずっと言い続ける。時間が遅くてもどこかに出掛けていても必ず💦呪文のように言っている😢

また、いいこととして、夕飯を食べ終えたら我が家ではムテ吉に布団を敷いてもらっているのだが、ご馳走様をすると凄い勢いで

『ふとん、ふとん』

『お願いします』と言うと2階に行って布団を敷いてくる(結構適当だからいつもやり直しさせてるが🤣)

その他にもご飯は何かかけると食べたがらず、必ず白飯とか、小さなことを挙げたらキリがないぐらいこだわりやルーティンがある😨

ムテ吉のルーティンの特徴としてはなんでも最初と最後は自分でやりたがること。

多分、自分のタイミングで始まり、終えないと気が済まないのだろう。

例えばエアコンを勝手に消すと自分でもう一回ONにして消す。(自動お掃除機能まで消してしまうので我が家のエアコンは自動お掃除昨日が活躍したことがない😭

あえてルーティンを崩す その意味とは???

なぜルーティンをあえて崩そうと思ったのか?

そんな生活そのものがルーティンで成り立っていると言っても過言ではないムテ吉だが、我が家では一部のルーティンを崩す事をしている。

ルーティンの中で生活をしていれば大人しくしているし、親的にも楽でいい。

しかし、それが崩れた時はルーティンにこだわりがあればある程その時の癇癪が酷く、切り替えもなかなか出来ない💦

これから先、すべて自分のルールやルーティン通り生活していけることは恐らく無いと思う。

18歳を過ぎれば学校という大きな後ろ盾もなくなり、きっとどこかの施設に通うようになり、親の手からある程度離れて生活する。

その時、場面の切り替えや、ルーティンが崩れた時のため、今からある程度慣らしておく必要があると考えたのである。

ルーティンを崩す際のポイント

ルーティンを崩すと言っても毎日、毎回やるわけでは無い。

我が家の場合はルーティン崩しは2種類に分けている。

1つ目は現在定着したルーティンについて。

ムテ吉の場合で言うとご飯の後は必ずアンパンマンのパソコンを要求してきたり、エアコンを必ず停止するなど。

これはもう定着しているものであり、辞めさせようとすると大泣きをする😓また、すごい長時間叫んだりも💦

一度やってみて癇癪が激しい時はあまり無理せず諦めることもある。『この時間まで我慢しようね』的な我慢を覚えることが目的。

二つ目はこれからルーティンが定着しそうなもの。

ムテ吉はある日突然ルーティン化をしようとする。毎日見ていて同じことをやろうとしていることに気づいた時、それを辞めさせるようにする。例えば唾を手に出す、鼻くそを舐めようとするなどで、これからルーティン化すると良く無いと感じた時、完全に定着し、問題行動になる前に辞めさせるのである。

こちらは最初は嫌がるが、そこまで酷い癇癪や長泣きなどは無く何度か行うと辞めてくれることが多い😉

ルーティンを味方にする

ルーティンは問題行動としてのイメージがあるが、これを逆手に取ることで生活のリズムが出来ることも多い。

ムテ吉は特にルーティンに強いこだわりがあるので、生活に役立つようにルーティンを覚えることによって自立した生活が出来るようになった

例えば夕飯を食べたら家族の布団を敷く、靴はみんなの分揃えるようにする、寝る前には歯磨きをするなど。覚えてルーティン化すると声掛け一つでやってくれたり、それどころが1人で勝手にやってくれて、親としてもとても助かる^_^

もちろんやってくれた時は思いっきり褒めて、自己肯定感を伸ばすことも忘れずに😁

まとめ

  • ルーティンを崩すことは将来を考えると必要なこと。
  • ルーティンを崩す時は定着したものとまだ定着してないものを吟味して行う。
  • ルーティンが問題行動になる前に辞めさせる。
  • ルーティンを味方につけて生活にリズムを

これは私なりにABAを応用して行っているものである。悪い行動を抑えて、良い行動を伸ばす。基本的な子育ての延長だとは思うがこちらも忍耐が必要ではあるが、自立支援として有効なのでは?と思うので少しでも参考になればと思う😊

おしまい🎵

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