成長に合わせたスキンシップの方法〜自閉症の息子の場合〜

日常

こんにちは!!ころんとです。

今回は自閉症の息子ムテ吉への接し方、スキンシップについて考えていこうと思う🤔

スキンシップはとても大切なこと。しかし、成長と共に少しずつ変化させなければいけない・・・というお話。

我が家のスキンシップ

我が家のムテ吉への接し方は簡単に言うと

『タッチ』『ギュー』(笑)

とにかく身体をいっぱい使って、触れてあげることである。

こうなったのには理由がある。

まずは『タッチ』

これは主にハイタッチのこと。片手だったり両手だったり色々あるが何か上手くできたり、褒める時は必ずハイタッチをしてから✨

実は昔、放課後等デイサービスに働いていた時から子供達に行っていたもので、これを習慣化、ルーティン化させることで、本人も『いいことをした』『頑張った』ということがすぐに理解出来る。

また、これによって本人も直前に行った行為がいいことなのか?悪いことなのか?の善悪判断をすることが出来るし、自己肯定感も高められる。

とてもいい取り組みだと感じ、家にもフィードバックしたものである。

次に『ギュー』

これは文字通り、ギューッと本人を抱きしめてあげること。身体全てを使って愛情表現である✨

幼少期はのムテ吉は超受動型の上に身体の動かし方も下手で、感じとしては自分の腕や足がどこにあってどう動いているかがいまいち分からない様子だった💦

そのため、このギューの時に身体のあちこちを触って刺激を与えたり、自分の身体の部位の位置などを把握させるためにもと行なっていた面もある💡

もう一つ、これは余談だが、私だけ数を覚えさせたいというのもあり、5.4.3.2.1こちょこちょとくすぐりをよくやっていた😁

ムテ吉はリアクションが大きくないと反応しないのでメリハリをつけて5.4.3.2.1・・・グー💤と寝たふりをしてこちょこちょ‼️というような感じで・・・

ムテ吉はそれが大好きで身体を思いっきり動かせたのだが、なんだか変な覚え方をしてしまい、現在でも

『5.4.3.2.1コォー』と言いながらやれとアピールしてくる😨

『コォー』は寝たふりをしている時の寝息を再現しているらしい(笑)

そんなこんなで我が家のスキンシップは幼少期から結構オーバーに行なっていた。

スキンシップをやっていく中で見えてきた問題点

幼少期からそんな感じで行なっていたスキンシップ、ムテ吉も人肌に触れると安心するのかいつも間にか自分からペターっとくっついてくるようになる。そしてチュッと腕などに・・・

小さな頃はそれが人懐っこく見られてデイサービスなどでも

『かわいい😍』と言われ、案外人気者‼️

でもそれが仇になってしまうことも💦

一番の問題点・・・それは誰にでもやってしまうところ😓

まだ学校やデイサービスなど知っている人ならいいのだが、外に出た時など何も知らない人にも腕を掴んでくっついてみたり、チューをしようとしてみたり😰

それでもまだ、小学校の低学年ぐらいまでは

『あら?ボクお父さんと間違えたの?』とか言われてどうにかなったのだが、身体が徐々に大きくなっていくとそうもいかない😢

小学校4年生頃だったか?スーパーで知らないお兄さんの手を掴んで凄い顔をされたのを覚えている。

考えてみたらそこそこ大きい小学生が腕を掴んできて何も話さずじーっとしてる・・・なんだ❓❓と不審に思われるのは当然である💦

自閉症スペクトラムや発達障がいはパッと見た感じ、健常の子と見分けがつかないのが怖いところで、様々な誤解などを生みやすいのだ💦

これから大きくなると周りの目はもっと冷たくなるし、もし女性にそれをやってしまったら・・・本当にまずいことになると思い、学校の先生やムテ吉を昔からみてくれている心理士の先生に相談をすることにした。

実践した対策について。

相談の結果、いくつか対策を提案され、実践していくことになった。その対策は以下の通りである。

1.ボディタッチの制限

これは少しずつだが、成長した時のことも考えて、ムテ吉が過度なボディタッチをしてきた場合はやめさせるようにし、出来ればハイタッチなどの代替手段を考えるというもの。

これはどこまでが過度なのか?というのがとても難しかった😥

学校やデイサービスではムテ吉のことをよく理解してもらっている分、少しぐらい抱きついてきたところで可愛いと思ってくれてしまうことも多く、人によっても様々である。

誰でも同じようなスキンシップをとってしまうムテ吉にとって急にボディタッチを辞めさせようとしてもなぜ急にダメになったのか理解出来ない💦

さじ加減がとても大変で私達はもちろん本人もよくわかっていなかった・・・というのが本音である。

2.チューはダメ

ムテ吉は激しい異食行為がある。これは原始的な、本能的な反応で、スキンシップの中でムテ吉は他の人の身体に口をつけようとする。

例えば腕を引いてくっついた後、腕に口をつける。

これは知っている人ならばムテ吉の相手への愛情表現なのだと分かるが、見ず知らずの人、特に女性にそれをやってしまっては大変😣💦

こちらは何としてもやめさせたいのだが、本能的なものなのでなかなか辞めさせるのには時間がかかる。

3.お風呂に入る時は父親と。

ムテ吉も思春期になると女性に興味が出てくるはず。先ほどのチューもそうだが、女性の身体を余り見せないほうがいいということでお風呂は基本的に私、ころんと(父親)と入るのが好ましいということになった。

しかし、私は仕事柄夜勤もあるため、夜、家を留守にすることも多く、そんな時はマンマもなるべく身体見せないようにしたり、一緒に浴槽に浸からないようにしている。妹のうさ子はなんだかんだで一緒に入ることもあるが💦

今の現状とムテ吉の様子。

このように対策を立てて行なっているが、しっかり出来ているかと言うと正直微妙なところ💦

学校の先生も今まで行なってきたスキンシップを全て否定してしまうとムテ吉も大きなストレスを抱えてしまい、2次障害を引き起こさないかと心配なところもあるとのこと。

いわゆる逃げ場も作っておいたほうがいいと私も思っていて、この対策はこれからも長い時間をかけてムテ吉が理解できるように取り組んでいくが、その一方で家族なら多少のスキンシップやチューは🆗という風にしている。

ムテ吉なりの意思、表現を全て否定はするべきではないのだ。その代わり、家族以外の人に対してはしっかり辞めさせて貰うようにお願いしている。

この人によって対応を変えるということはムテ吉にとっては混乱し、理解するまで大変💦(もしかしたら理解出来ないかも?)しかし、すでにもう中学1年生、何か問題を起こしてからでは遅いので地道にやっていくしかないのである😥

きっとこれから思春期に入り、また新たな問題が出てくるはず。

一つクリアすればまた大きな課題・・・周りの人の助けを借りながら、時には息抜きしながら頑張ろうと思うのであった・・・

おしまい🎵

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